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第1話

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 御手洗明日美(奥菜恵)は何事にも一生懸命な性格だが、張りきれば張りきるほど失敗してしまうドジな高校3年生。

ある日の放課後、明日美は待ちに待った大好きなアーティスト・SHU(TAKA)のコンサートに急ぐ途中、向こうからやって来た男の子(藤原竜也)と激突した。

親友の上野有美(松田純)によると、その男の子は2学年に転入してきたばかりで、モデルとしても活躍中の噂の転校生だというが、明日美はそんなことにはおかまいなし。一目散で会場までやってきたのだが、その直後、チケットをなくしたことに気づき、愕然とする。実は、転校生とぶつかったとき、そのはずみで紛失してしまったのだ。「また、SHUに会えなかった…」と落ち込む明日美。

翌日、明日美は有美から雑誌を見せられてビックリ。そこには、きのうぶつかった転校生がモデルとして登場していたのだが、そのモデルの名、篠原櫂とは12年前、明日美とある約束を交わした幼なじみだったのだ。

実は明日美、櫂、そして櫂の姉・梢(島袋寛子)は12年前、「永遠に友達でいようね」と約束した仲で、明日美が5歳のとき、元々病弱だった梢が転地療養に向かうため、櫂たち一家は引っ越していったのだ。以来、明日美は梢がくれた四ツ葉のクローバーをペンダントにしてずっと大切に持っていた。「…櫂くん、帰ってきたんだ…!」

大喜びの明日美はさっそく櫂に会いにいくが、櫂のクラスメートでモデル仲間の柏木礼奈(片瀬那奈)ら取り巻きにはばまれ、なかなか話しかけることもできない。さらに、櫂から梢が亡くなったことを冷たく告げられ、ショックを受ける。

そんな明日美に父・貴(高田純次)は「これからは明日美が、梢ちゃんの分まで生きるんだ。それが明日美の中で、梢ちゃんが永遠に生きるってことなんだよ」とやさしく諭す。 以来、明日美は梢のかわりに櫂にやさしくしてあげようと誓い、何かとおせっかいを焼こうとする。しかし、櫂は「永遠なんてない」と明日美を冷たく突き放す。

そんなある日、明日美はSHUが出演するというラジオの公開録音会場にやって来た。やっとSHUに会えるという思いでいっぱいの明日美。しかし、その会場で、SHUは突然、「もう、歌えません」と宣言。明日美をはじめ、集まったファンは騒然となる。

ところがその後、落ち込んで街をとぼとぼと歩いていた明日美は偶然、SHUの姿を見かける。 驚いたことに、SHUの前には、櫂の姿があった。櫂はSHUに「いまさら、遅いんだよ。最低だよ、お前は」と冷たく言い放っていた。

実は、SHUは梢の恋人で、櫂は梢の最期を見送ることすらしなかったSHUを憎んでいたのだった。そして、SHUは梢を失った虚無感から、歌への熱意を失っていたのだった。

そんなこととは知らない明日美は、いぶかしみながらもSHUのあとを追いかける。しかしその直後、明日美の頭上に工事現場から、鉄骨が落下してきたのだ。「イヤーッ! 生きたい…神様…お願い」 その瞬間、明日美の身につけていたクローバーのペンダントが不思議なきらめきを放ち、霊魂となった明日美を引っ張った!。

「あれ? どうしたんだろう、私」 明日美は自分の身に起きたことが理解できないまま、次の瞬間、ペンダントに引っ張られて走りはじめていた。しかし、明日美は気づいていなかった。走り抜ける自分の姿が、通り過ぎるウインドウにも、人々の目にも映っていないことを…。

明日美がペンダントに導かれてやってきたのは、SHUの所属事務所が持つスタジオだった。明日美は窓から飛び降り自殺しようとしているSHUを目撃、とっさに抱きついてSHUが地面に叩きつけられるのをかばう。 そして、その瞬間、明日美の霊魂は、"実体"を取り戻した……。それは、明日美の幼なじみであり、SHUの恋人だった梢の魂が最後に起こした奇跡だった…。

しかし、明日美には、いったい何が何だか、わからない。戸惑う明日美に、見知らぬ女性が話しかけてきた。女は三条鞠絵(宝生舞)と名乗り、なんと自分は地縛霊だというのだ。「初めて見たわ、あんたみたいな珍しい幽霊。どうやったらそんな普通の人間みたいになれるのん?」「違う!…私は、幽霊なんかじゃありません!」

そのとき動転した明日美に同調するかのように、ガタガタとスタジオ内のものが揺れはじめた。ちょうどモデルの仕事のためスタジオを訪れていた櫂は、混乱の中、明日美の身体が発光しはじめたことに気づくが…。




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第2話
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 御手洗明日美(奥菜恵)は突然、発光しはじめた自分の身体と、スタジオ内に巻き起こった地震騒動に驚いたものの、すべて目の錯覚だったのだと思い込もうとしていた。しかし、翌日、篠原櫂(藤原竜也)から、いったいきのうスタジオで何をしたのかと責められ、錯覚ではなかったのだと知り、動揺。自分でも何が何だかわからない明日美は、一体、昨日何が起きたのか、授業を抜け出してスタジオまで確かめに行く。

折しもスタジオにはSHU(TAKA)の引退騒ぎを取材しようと報道陣が多数、押しかけていた。明日美は、引退の理由を詮索する無神経な取材陣に憤慨。「そんなことでSHUは歌をやめたりしません!」と興奮して叫んだとたん、周囲のものが揺れはじめ、昨日と同様に体が光りはじめる。

ビックリした明日美は急いで人気のない一室に飛び込んだ。するとそこに突如、昨日、地縛霊だと名乗った三条鞠絵(宝生舞)が出現。鞠絵は戸惑う明日美に、あんたが幽霊なのは確かだといい、自分の身に起きたことをよく思い出してみろとからかう。そのことばで明日美はふいに昨日、自分が鉄骨の落下事故に遭遇したことを思い出した。本当に死んでしまったことを悟った明日美は、「まだ死にたくなかったのに…」と涙を流す。すると、その瞬間、明日美の身体が徐々に消えはじめた。

やがて、このまま消えていくなんてイヤだと思い直した明日美は、涙をぬぐう。すると、なぜか身体が元に戻ってきたのだ。どうやらゴーストの明日美は涙をこぼすと消えてしまう身体になってしまったらしい…。その後、明日美は再びスタジオを訪ね、鞠絵に自分は一体どうしたらいいのかと、戸惑いをぶつける。すると鞠絵は、通常、強い未練がある死者の魂だけがこの世に残って幽霊となるはずなのに、身体まで残っている明日美はぜいたくだと怒り、何かこの世に思い残したことはないのかと問う。明日美は、これまで自分が生きていた意味とは何だったのだろうと思い悩みはじめる。

そんなとき、明日美は櫂がバスケットボールで楽しそうに遊んでいる姿を目撃。しかし、その直後、櫂は弱小バスケットボール部からの入部勧誘を冷たく拒否する。本当は櫂がバスケットボールを大好きなことを見抜いた明日美は、「いましかできないことをやったほうがいい。死んでしまった梢(島袋寛子)にも、やりたくてもできなかったことがあるはず」と、自らの切ない気持ちをたくして櫂に話しかける。

しかし、そんな明日美のおせっかいに苛立った櫂は「じゃあ、いまのお前には何ができるのか?」と怒鳴って去っていく。そのことばから、いま自分にできることは、とにかくSHUに会って、もういちど歌ってもらうよう頼むことしかないと考えた明日美。またもやスタジオの鞠絵の元に押し掛け、自室に閉じこもったきりのSHUに会うため、壁を自由に擦り抜ける方法を教えてほしいと頼み込む。

しかし、ドジな明日美は"壁抜け"のワザをなかなかマスターできない。モデルの仕事のためスタジオを訪れた櫂は偶然、その練習風景を見かけるが、もちろん鞠絵の姿など見えるわけもなく、ひとりごとをつぶやきながら壁に体当たりを繰り返す明日美の行動に不審を抱く。

そんなある日、テスト中にぼんやりしていた明日美は、教師の大原一徹(藤井隆)にSHUの写真を取り上げられてしまう。その写真は以前、SHUが落としたもので、SHUと彼の恋人らしき女性が写っていた。大原が写真を破ろうとしたのを見た明日美は、激しく動揺。そのとたん、またもやポルターガイスト現象を発生させ、教室中にテスト用紙を舞い踊らせてしまう。

ところがその直後、SHUの写真にガラスの破片が突き刺さった。それを見た明日美は、SHUが再び自殺をはかるのではと直感。SHUが閉じこもっている部屋へと急ぎ、壁を擦り抜けてSHUの元へと飛び込む。そして、明日美を追ってきた櫂は、そんな明日美の姿を目撃してしまい…




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第3話
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 御手洗明日美(奥菜恵)の身体が消えていくのを目撃した篠原櫂(藤原竜也)は、いったいどういうことなのか問い詰めた。困った明日美は、地縛霊の三条鞠絵(宝生舞)が止めるのも聞かず、自分がゴーストであることを打ち明けてしまう。明日美は誰にも言わないでと頼むが、櫂は「こんど変な騒ぎを起こして迷惑をかけたら責任は持てない」と冷たく告げて去っていく。

しかし翌日、また明日美は多くの騒動を起こしてしまう。明日美はSHU(TAKA)の写真をなくしたことに気づき、放課後、焼却炉の近辺を探しまわっていたのだが、そこに櫂の取り巻きたちが出現。櫂につきまとう明日美を疎ましく思う彼女たちは、明日美をからかいはじめたのだ。写真を取り戻すことに必死の明日美は無意識のうちに焼却炉の炎を燃え上がらせ、柏木礼奈(片瀬那奈)が炎にあたってしまう。幸い、たいしたケガではなかったが、櫂は落ち込む明日美に冷たく「消えちまえ」と言い放つ。

さらに突然、SHUが明日美を訪ねて校門までやってきた。SHUはなぜ明日美が2度も自分を自殺から助けたのか、その理由を知りたいという。しかし自分がゴーストであることを打ち明けられない明日美は「私はSHUにもういちど歌ってほしいだけ」とこたえるのが精一杯…。

ところが、そのSHUの姿を櫂が目撃。櫂はなぜかあからさまに嫌悪感をつのらせ、焼却炉での騒動について明日美を非難する。自分がゴーストであることを櫂が誰かにしゃべってしまうのではと怯えた明日美…。「お願い!誰にも言わないで」と叫んだとたん、その声に同調したかのように校舎の窓が割れ落ちてしまう。櫂は思わず明日美を抱き寄せてガラスの破片からかばうが、次の瞬間、なんと明日美の身体は櫂の身体に乗り移ってしまった…!。

突然の出来事に、戸惑う明日美。だが、そこに弱小バスケット部の顧問・大原一徹(藤井隆)らが出現。まさか明日美が乗り移っているとも知らず、大原は櫂を強引に女子バスケ部との試合に出場させてしまう。櫂の身体がバスケットに反応し、喜んでいるのを実感した明日美は、彼の身体を借りて思い切りプレイを楽しむ。結果はなんと大勝利。大喜びの明日美は、本当はバスケットボールが好きな櫂のためにも、部員たちに「明日から一緒にインターハイをめざそう」などと入部を宣言してしまう。

しかし、その直後、憑依が解けた明日美は、疲労のあまりぐったり。憑依によってパワーを消耗したせいか、身体が消えそうになってしまう。その後、なんとか体力を回復した明日美だが、翌日、櫂は知らない間に明日美が自分の体を使ってバスケット部で活躍したことに気づき、激怒。明日美は自分が櫂の力になれなかったことを悟り、落ち込む…。

そんなとき、明日美はスタッフの会話からSHUがこんどの歌番組に出演しなければ本当に引退を余儀なくされることを知る。櫂の姉・梢がSHUの恋人だったことを知った明日美は、死んだ梢のためにもなんとかしてSHUを出演させなければと決意。明日美は自分が消えてしまうかもしれない危険をかえりみず、SHUに憑依して歌番組に出ようと考えるが…。





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第4話
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 御手洗明日美(奥菜恵)が帰宅すると、柏木礼奈(片瀬那奈)が上がり込んでいた。これまでとはうって変わってしおらしく、明日美に謝りたいというのだ。礼奈は、篠原櫂(藤原竜也)と明日美が幼なじみだとは知らず、嫉妬して意地悪してしまったことにずっと心を痛めていたと話す。うれしくなった明日美は、礼奈と笑顔で向き合う。

以来、礼奈は明日美を何かとかばうようになった。明日美の友人・上野有美(松田純)、院内眉子(有坂来瞳)らは、礼奈が嘘をついていると忠告するが、明日美はすっかり彼女のことを信じ切ってしまう。

そんな中、櫂のバスケットボールへの思いを実感した明日美は、改めて櫂にバスケットボール部に入部してほしいと頼み込む。バスケ部のレベルが低いと断る櫂に、明日美はバスケ部が強くなったら入部するという約束を強引に取りつける。

明日美は、さっそく、地縛霊の三条鞠絵(宝生舞)に弱いバスケット部を強くする方法はないかと聞きにいくが、鞠絵は冷たく「ない」と言い切る。それどころか鞠絵は明日美にくっついて、取りついていたスタジオを抜け出し、明日美たちの学校にやって来る始末…。もちろん、明日美以外のクラスメートに鞠絵の姿が見えるわけもなく、振り回された明日美は皆から奇妙な目で見られてしまう。

そんなとき、明日美は櫂のために弱小バスケ部を奮起させようと考え、ユニフォームを作ろうと計画。ユニフォーム費用を稼ぐため、キャプテンの佐野充(青木堅治)ら部員と共に工事現場でアルバイトをはじめる。

しかしその翌日の放課後、アルバイトに向かおうとした矢先、明日美は校内のトイレに閉じこめられ、外から水をかけられるというイタズラに遭ってしまう。しばらくして礼奈が助けてくれたものの、バスケット部の面々はアルバイトを無断で休んだ明日美に冷たい視線を投げかける。

バスケ部の面々に謝った明日美は、お詫びに部室の掃除をすることを申し出た。そして放課後、明日美は汚い部室をひとりで懸命に掃除する。

しかし翌朝、明日美が懸命に片づけたはずの部室が、何者かによって汚く荒らされていたのだ…!。部員たちは明日美が掃除をサボったと思い込み、明日美への不信感を爆発させる。

落ち込む明日美に、鞠絵はおそらく礼奈が一連のイタズラの犯人だと忠告するが、明日美は信じようとしない。それどころか、礼奈と電話で相談し、バスケ部の皆を喜ばせるために翌日、おにぎりを作って差し入れすることを決心する。

ところが、翌日、部室に行ってみると、部員たちが新しいユニフォームを手に喜んでいたのだ。礼奈が費用をカンパしてくれたのだという。そればかりか、明日美がおにぎりを差し入れることを知りながら、礼奈は豪華な弁当を部員たちにふるまっていた。すべては礼奈の仕業と悟った明日美はショックを受け、その場から立ち去る。

その後、櫂に励まされて気を取り直した明日美は、再び部室に向かう。しかし、その途中、新しいユニフォームが燃やされている現場に遭遇。駆けつけてきた礼奈は「明日美が火をつけるところを見た」と発言、明日美は放火の犯人にされてしまう…。櫂は思わず、そんな明日美をかばい、自分が火をつけたと口走るが…b。






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第5話
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 篠原櫂(藤原竜也)が自分をかばってバスケ部キャプテン・佐野充(青木堅治)に殴られるのを見た御手洗明日美(奥菜恵)は、自分の発するパワーを制御することができず、ポルターガイスト現象を引き起こした。その凄まじいエネルギーの放流に圧倒され、充は気を失ってしまう。

しかし、明日美がゴーストであることなど知る由もない学校側は、櫂が充に暴力を振るったものとみなし、櫂は校長から3日間の自宅謹慎を言い渡されてしまった。明日美は自分のせいで櫂が謹慎処分に付されてしまったことに責任を感じるが、それを知った柏木礼奈(片瀬那奈)から「これ以上、櫂に近づいたら破滅させてやる…」と憎しみをぶつけられ、さらに落ち込む。

そんなとき、櫂の父・仁(倉石功)が久しぶりに帰宅。仁は仕事でしばらくアメリカ・ニューヨークに滞在することになったといい、1週間後の出発に同行するよう櫂に持ちかける。櫂は、姉である梢の死後、崩壊してしまった家族を再生させるため、母・優子(大島さと子)と共にアメリカへ渡ることを決意する。

その翌日、明日美は櫂と仁が校長室から出てくるところを目撃。櫂がアメリカへ転校することを知らされる。やはり転校の件を知り、明日美のせいだと思い込んだ礼奈は、怒りのあまり、明日美を平手打ち。「追い出してやる!」と宣言する。

その翌日、明日美が登校してくると、「呪いの女・御手洗明日美」という落書きが教室の黒板に大きく書かれていた。クラスメートによると、携帯電話のメールにも同じメッセージが入っていたという。

さらに、放課後、明日美は何者かに呼び出されて、誰もいない教室へ。実は、黒板に落書きをしたのも、放課後の教室に呼び出したのも礼奈の仕業で、礼奈は明日美の持つパワーを明日美の親友・上野有美(松田純)、院内眉子(有坂来瞳)らの前で実証して、明日美を孤立させようと企んでいたのだ。

しかし、明日美にくっついて学校にやってきた地縛霊の三条鞠絵(宝生舞)が目に見えないパワーで礼奈を突き飛ばしたことから、事態はさらに悪化。やはり礼奈に呼び出されてその場を目撃した有美と眉子は以来、恐がって明日美を避けるようになってしまう。

友達も失い、ひとりぼっちになってしまった明日美…。そんなとき、明日美のもとに大好きなアーティスト・SHU(TAKA)から絵はがきが届く。SHUは恋人だった梢の死後、歌をやめて旅に出ていたが、ようやく梢が自分の心の中に永遠に生きていることを実感することができたという。

「やっぱり、永遠はあるんだ…!」と元気を取り戻した明日美は、櫂のために、四ツ葉のクローバーを探しはじめる。四ツ葉のクローバーは12年前、梢が永遠の友情を誓って明日美にくれたもので、明日美も同じものを櫂に送りたかったのだ。

そして、櫂の出発当日がやって来た。直前まで探していたものの四ツ葉のクローバーを見つけることができなかった明日美はそのことを詫び、「でも私、絶対、永遠に櫂くんのことを忘れないから」と笑顔で見送る。

しかし、遠ざかっていく櫂の姿を見たとたん、明日美の胸に「離れたくない」という思いが迫ってきた。込み上げてくる涙を止めることができず、明日美の身体は次第に消えていってしまうが…。一方、櫂も、常に一生懸命だった明日美の姿を思い返して…b。






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第6話
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 「お前と離れたくない」と、篠原櫂(藤原竜也)が転校を取り止めてくれたことに、うれしさを隠しきれない御手洗明日美(奥菜恵)。しかし相変わらず、親友の上野有美(松田純)、院内眉子(有坂来瞳)たちからは避けられ続け、クラスでは孤立したまま…。

さらに、地縛霊の三条鞠絵(宝生舞)からは、幽霊なのに生きている人間のようにふるまうことを「童話の“コウモリ”みたいに、どっちつかずなヤツ」と非難され、自分はいったいどんな存在なのだろうかと思い悩む。

そんなとき、明日美は街中で、中学時代の同級生・泉沢実香(深田恭子)を見かける。実香は中年男性と何やら言い争っており、明日美が話しかけると、人違いだと突っぱねて去っていく。中学時代とはまったく変わってしまった実香の様子が気になった明日美は、翌日、実香の家を訪ねた。

しかし、実香はそんな明日美を振り切り、また別の中年男性と歩きはじめた。そしてなんとホテル街へと足を進め、その男と一緒にホテルの中に入ろうとしたのだ。どうやら、実香は援助交際をしているらしい。驚いた明日美は思わず「ダメ!」と引き止め、実香を引っ張って、男性の元から走って逃げ出す。

その後、「どうして援助交際なんてするの」と怒る明日美に、実香は「私は愛なんて信じない。男なんて自分の立場がヤバクなるとすぐ裏切るんだから」と言い切る。実は、実香は入学した高校で、若い担任教師・直江行伸(川端竜太)と恋に落ちたという。直江とは、卒業したら結婚しようと真剣につきあっていたが、学校の理事でもある実香の父が交際を猛反対。

やむなく2人は駈け落ちの約束をしたのだが、結局、直江は待ち合わせ場所に現われなかったという。そればかりか、彼は実香の父から手切れ金をもらって、何事もなかったかのように別の学校に転任したらしい。以来、実香は自暴自棄になり、援助交際に走ってしまったという。

翌日、明日美は登校すると、クラスメートたちから一斉に白い目を向けられた。実は、明日美が実香を引き止めようとホテル街に入ったところを、柏木礼奈(片瀬那奈)の友人たちが目撃。“援助交際女”と明日美を揶揄するイタズラ書きを黒板に並べ立てたのだ。

そのことで、ますます孤立してしまった明日美…。そればかりか、騒ぎを知った学校側から、自宅謹慎を言い渡されてしまう。しかし、愛など信じないと言い切る実香のことが気がかりで仕方ない明日美は、謹慎処分を心配する櫂や家族の制止を振り切って、横浜の高校に勤務する直江に会いにいく。

そんな明日美に対して、直江は、実香の父親に、自分の転任を条件に2人の結婚を許可するといわれ、やむなく実香の元を去ったことを打ち明け、手切れ金など受け取っていないことを告白する。実香と直江はただすれ違っていただけだったとわかり、安堵する明日美。2人を会わせてあげようと、再会を計画する。

しかし、もう昔の自分に戻れないと悲観する実香は「1年前、先生のことを信じられなかったとき、私の心は死んだの。死んだ人間は、もう誰のことも好きになっちゃいけないのよ」と叫んで、明日美の手を振り切って走り去っていく。そのことばに自分の身の上を重ねてショックを受けた明日美は、いくら好きでも、幽霊である自分が櫂と一緒にいてはいけないんだと決意。悲しさのあまり姿を消してしまう。

一方、突然、姿を消した明日美を心配した櫂は、心当たりを探し回る。そして、以前、明日美が目に見えない存在と会話していたことを思い出し、意を決して鞠絵のいるスタジオへ。明日美を見つけだしたい一心で、見えない鞠絵に呼びかけるが…?。






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第7話

 地縛霊の三条鞠絵(宝生舞)から「幽霊にとりつかれた人間は死んでしまう」と聞いていた御手洗明日美(奥菜恵)は、目の前で気を失ってしまった篠原櫂(藤原竜也)に、愕然。不安で胸がしめつけられるが、幸いにも、櫂は過労から風邪をひいただけだった。目をさました櫂から「これからもずっと俺のそばにいろよ」と手を握られた明日美は切なさと共に、櫂に心配ばかりかけている自分に自己嫌悪を感じる。

そんな中、SHU(TAKA)のCDを聴いていた明日美は、突然、手の先から発光がはじまり、徐々に光が身体に広がっていく事態に遭遇。戸惑っていると、だんだんと光がおさまっていったため、ひと安心する。

しかし、鞠絵によると、その発光は、明日美がこの世から消滅してしまう前兆だという。鞠絵から「残された時間は、あとわずか。後悔しないように頑張れ」とアドバイスされた明日美は、自分に残された時間を使って、心配をかけ続けている櫂のために何かをしてあげたいと強く思うようになる。

そんなとき、弱小クラブとして知られる男子バスケットボール部が、こんどの対外試合で負けた時点で廃部に追い込まれることが決定した。

それを聞いた明日美は、バスケットボールが大好きな櫂のためにも部を存続させようと必死になる。明日美は、バスケ部員たちのバスケットボールに対する熱意を信じてあげてほしいと、櫂を説得。櫂は、対外試合での助っ人として、バスケ部に一時加入することになった。

しかし、櫂と明日美の会話を盗み聞きした柏木礼奈(片瀬那奈)は、明日美が普通とは違う身体であることを確信。礼奈は明日美の親友で、霊感の強い院内眉子(有坂来瞳)をそそのかし、除霊儀式のできる神社へと明日美をおびき出す。

そんなこととは知らず、これまで自分を避けていた眉子から、話がしたいと呼び出された明日美は、大喜びで神社へ。除霊と聞いておびえた明日美は、こんどのバスケ部の試合が終わったら櫂の前から姿を消すことを、礼奈に約束させられてしまう。

そして、とうとう運命の対外試合当日がやってきて…b。一方、明日美の父・貴(高田純次)が突然、会社を辞めてしまった。貴は以前からの夢だったラーメン屋を開業したいという。しかし、何の相談も受けなかったことにショックを受けた母・晴子(戸田恵子)は家を出てしまい…b。





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第8話

 愛する篠原櫂(藤原竜也)の身を心配し、「櫂くんなんて大嫌い」と嘘をついた御手洗明日美(奥菜恵)の身体は徐々に発光。とうとうこの世から消えるときが来たのだと観念するが、なぜか次第に光は薄らいでいった……。

「まだ、やり残したことがあったのでは」と地縛霊の三条鞠絵(宝生舞)はいうが、明日美は、どうせ櫂と一緒にいられないのだから、いつ消えてもいいのだとせつない気持ちを打ち明ける。

そんなとき、櫂の明日美への思いに苛立っていた柏木礼奈(片瀬那奈)が、明日美の目の前で、強引に櫂にキス。動揺した明日美は、またもやポルターガイスト現象を引き起こしてしまう。

あきらめきれない櫂への思いを実感した明日美は、このままでは櫂を道連れにしかねないと悩んだ末、自分で自分を消滅させようと決意。夜、ひとりで除霊儀式を行なう神社へと向かった。

しかし、不憫に思った鞠絵が、櫂の夢の中に出現。鞠絵から明日美の決意を知らされた櫂は、必死で神社へと駆けつけ、「俺は、お前が好きだ。絶対、行かせるもんか…!」と強く明日美を抱きしめる。

すると、光に包まれはじめていた明日美の身体が、次第に元に戻っていったのだ…。戸惑いながらも、明日美は少しでも櫂と一緒にいられることがうれしくてたまらない。

そんなとき、鞠絵がとりついていたスタジオがお祓いされることに決まった。キスの一件で明日美がポルターガイスト現象を起こしたのがきっかけとなって、スタッフの小山田瞳子(渡辺典子)が提案したのだ。

それを知った明日美はお祓いが行なわれる直前、なんとかスタジオから鞠絵を助けだし、自宅へ連れ帰ることに成功する。しかし、鞠絵は「幽霊になってしまっては、しょせんコンサートを開くという夢などかなわない。お祓いで消えてしまえばよかった」と落ち込む毎日を送る。

それを聞いた明日美は、なんとか「大勢の人前で歌いたい」という鞠絵の夢をかなえてあげようと決意。自分に憑依して鞠絵に歌ってもらえばいいと考え、間近に迫った文化祭で、鞠絵のコンサートを開催することを決意する。

鞠絵のことなど知らないクラスの皆は明日美の発案に冷ややかな目を向けるが、櫂をはじめ、これまで明日美を避けていた上野有美(松田純)や院内眉子(有坂来瞳)も、明日美の奮闘ぶりに心を動かされ、手を貸しはじめた。

そして、ついに文化祭当日がやって来た。しかし、開演時刻となったそのとき、当の鞠絵が、緊張のあまり舞台に立てないといいだし、姿を消そうとして…?。一方、恋人・梢の死のショックで活動を停止し、姿を消していたSHU(TAKA)が戻ってきて、もういちど歌いたいと宣言するが…?。




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第9話

 「もういちど歌いたい」というSHU(TAKA)のことばを聞いた御手洗明日美(奥菜恵)は、素直に喜ぶことができない。これまでSHUが再び歌いはじめることを強く願ってきただけに、SHUが活動を再開したときこそ、自分がこの世から消えてしまう瞬間かもしれないと考えたのだ。いつもなら真っ先に喜ぶはずの明日美が浮かない表情を浮かべているのを見て、篠原櫂(藤原竜也)は心配する。

その後、SHUの所属事務所のスタッフ・小山田瞳子(渡辺典子)が、明日美の元を訪れた。実は、復帰コンサートをチャリティーで行ないたいと申し出たSHUに対し、事務所社長の尾崎公一(団時朗)が激怒。音楽業界から追放すると言い出したのだ。瞳子はこのままではSHUの復帰は危ういといい、チャリティーをあきらめるよう説得してほしいと明日美に頼み込む。

「SHUにもう一度歌ってほしい。だけど、櫂と一秒でも長く一緒にいたい…」と、複雑な気持ちの明日美は、ためらうばかり。そんな明日美を見て、櫂は、いつものお前らしくないと非難。動揺した明日美は「私らしさなんて、わからないよ」と櫂に八つ当たりしてしまう。

そんなある日、こんどは柏木礼奈(片瀬那奈)が、明日美の前に現われた。櫂から明日美への気持ちを聞かされたものの納得できない礼奈は、明日美がそばにいたら櫂に迷惑をかけるだけだといい、「本当に櫂のことを思っているのなら、私に櫂を譲って」と明日美の目の前で土下座をする。

いたたまれなくなった明日美は、その場から走り去ろうとした。ところが、その直後、思いがけない事態が発生。明日美を追ってきた礼奈が車にはねられたのだ……!。

礼奈は病院に運び込まれたものの、あえなく彼女の心臓は停止。それを知った明日美は「死んじゃダメ!」という強い思いに突き動かされて、「心の底から“生きたい”と願って!待っているから、帰ってきて!」と必死で礼奈の魂によびかける。

すると突如、心電図が動きはじめるという奇跡が起きた。ホッとした表情の明日美に、櫂は、夢中になったら何もかも忘れて突き進むのが明日美らしさなのだと笑顔を向ける。そんな櫂のことばに、明日美はすべてがふっきれたような明るい笑顔を浮かべた…。

翌日、櫂と約束していた花火見物に出かけ、最後の思い出を作った明日美。すでに、内心、この世から消えることへの覚悟を決めていた明日美は、SHUを訪ねて梢の墓前へ赴き、もういちど歌ってほしいと彼を励ます。

その頃、礼奈の見舞いに訪れていた櫂は、明日美の別れの決意を感じ取っていた礼奈から、明日美がすでに消える覚悟をしているのではと聞かされ、愕然とするが…?。



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最終

 SHU(TAKA)が再び歌いはじめるときこそ、御手洗明日美(奥菜恵)がこの世から消えてしまう瞬間だと気づいた篠原櫂(藤原竜也)は、「歌わないでくれ」とSHUに叫び、明日美には「離れ離れになってもいいのかよ」と切ない気持ちを訴える。

しかし、すでに覚悟を決めていた明日美は、そんな櫂に、自分はいつかきっと消えてしまうことを諭し、「歌に自分のすべてをかけようとしているSHUに比べ、櫂くんはいまを一生懸命生きていない。輝いている櫂くんを見せてよ!」と迫る。

そのことばに心打たれた櫂は、すでに廃部に追い込まれていた男子バスケットボール部をもういちど復活させようと、たったひとりで署名運動をはじめた。最初は櫂に不信感を抱いていたバスケ部の面々も、櫂の奮闘ぶりを見て、心を開きはじめる。

そんな中、明日美の元に、SHUから連絡が入った。こんどの日曜の午後2時から、小さなライブハウスで、復活ライブを開くという。明日美は、とうとうその日が来るのだと複雑な気持ちを抱く。

だが、なんと同じ日の午後3時から、櫂たち男子バスケ部の対外試合が行なわれることが決定。試合に勝利すれば廃部は取り止めになるとあって、メンバーは意欲満々。

明日美は、とびきりの笑顔を浮かべる櫂を見て、何も言えなくなってしまう。そして試合当日、明日美は手製の弁当を持って、試合前の櫂の元に駆けつけた。いつもと違う明日美の様子から、その日、SHUのステージが開かれることに気づいた櫂は「行かせたくない」と明日美を止めようとする。

しかし、明日美は「離れていてもずっと櫂くんの側にいる。必ず試合前に戻ってくるから」と約束。梢からもらった四つ葉のクローバーのペンダントを櫂に渡して、ライブハウスへと向かう。

ところが、駆けつけたライブハウスに、SHUの姿はなく、壊されたギターだけが放置されていた。所属事務所社長の尾崎公一(団時朗)による妨害にあい、SHUは復活のステージを奪われたのだった。


 

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